杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010
- 車に酔いやすい
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楽しい事も乗り物酔いをするのでは、楽しみが半減してしまいます。なんとかしたいものですね。
***どうして車に酔うのでしょう?***
人のからだには、動いても倒れないように、自分自身で姿勢を保つ調整機能があります。この働きには耳の奥にある器官が重要な役を果しています。動きの情報をそこでとらえ、そこから脳へ信号が送られることで姿勢を調節しているのです。
ところが、乗り物での上下左右回転などの複雑な動きは普段の生活では経験されません。そのような慣れない刺激のくり返しに、いつしか脳が混乱して、自律神経に異常な信号を送ってしまうのです。そうすると、生あくび、冷や汗、顔面蒼白、手足の冷感、気持ち悪さなどをおこし、ついには吐くなどの症状が出てしまいます。特に、後ろの席でどのようにゆれるかわからない状態だと酔いやすくなります。
***どうすれば防げるでしょう?***
あらかじめ進行方向がはっきりと見える座席にすわると酔いにくくなります。さらに、揺れの少ない位置がよいでしょう。バスなら前から4・5番目の窓際の席、船の場合は中央部が良いようです。
また、日ごろからブランコ、すべり台、シーソー、鉄棒、自転車、マット運動など、からだの前後、左右、あるいは回転などあらゆる方向の動きに慣れるためにいろいろな運動をするのがいいようです
そして、前の日はよく眠る事、食べすぎない事も大切です。
気持ちも大切です、“大丈夫だよ”とお話ししてあげましょう。
それでも酔う時には、無理せずに酔い止めを飲ませてあげましょう。