杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010

こどもの病気|杢保小児科医院(もくぼしょうにかいいん)小児科・アレルギー科・予防接種

こどもの病気とケア

こどもの鼻血
 こどもの鼻血は、ほとんどが鼻を無意識のうちに指や手でこする事によっておこります。鼻血のほとんどは、鼻の入り口付近の血流の多い所に傷が付く事が原因です。指を入れなくてもそこに傷があれば、些細な刺激で血が出てしまいます。もちろん、気温が高い時や血行が良くなるチョコレートや刺激物を食べた時にもおこりやすくなります。また、アレルギー性鼻炎があっても鼻血は出やすくなります。アレルギー性鼻炎の低年齢化も気になる所です。

***鼻血が出たらどうしたらいい?***

 まず、鼻血が出た時に一番大事な事。それは周りの人が慌てないことです。子供が鼻血を出した時、そばにいる人は、心の中は慌てていても「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげて下さい。子どもが不安にならないように頑張って下さい。そうしないと、そのあと何もできなくなります。

 実際の処置についてお話ししましょう。まず、座って、うつむき加減で、鼻をしっかりとつまみます。実際につまんでみると鼻の上の方には骨があるのがわかります。その骨の下側ぎりぎり(骨でない部分)をつまんでうつむきましょう。出血している所に血がたまると、出血は止まる性質があります。うつむいてじっとしていましょう。冷やすとさらに効果的です。のどへ流れてしまった血は飲みこんでも問題はありませんが、吐き出しましょう。

 とはいえ、小さな子どもはじっとするなんてできないのが現状です。そんな時には出血部位に詰め物をするとよいでしょう。

 詰め物の事、説明しましょう。まず清潔なティッシュや脱脂綿を鼻の穴より太めにきつく巻きます。3〜4cm位の長さにしましょう。それを鼻の穴に入れます。この時、少し回しながら入れると入れやすくなります。出血している部分にきちんと密着する様に入れましょう。入れた後、できれば先ほどと同じ様に鼻を2〜3分押さえます。無理ならとりあえずは、鼻をさわらないで、おとなしくしていましょう。

 もし処置をしても、15分以上鼻血が止まらないときは、耳鼻咽喉科で見てもらいましょう。

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